時代はパーシャルではなくキュッパチ

中学3年間は学校の授業中にノートでコーディングするくらい
パソコン少年だったんだが、高校の3年間は全くパソコンに
触れても居なかった。その間も技術革新は休む事を知らぬ
日進月歩で、PC-6001の後継であるPC-6001mkIIやPC-6601ですら
過去のものとなり、俺が大学に入った頃の世のパソコンは
すべてPC-9801だった。


パソコンなどには興味が無いと言っていた中学時代の友人が、
大学の入学祝としてばぁちゃんに98を買ってもらったと聞き、
その頃よりも更にパソコンが高級品であった時期で且つ、
パソコンが扱える様な年齢でもなかった自分が、親に買って
もらったという事実を棚に上げ、使えもしないヤツが
パソコンを買ってもらってどうする?とイラッとしつつ
パソコン欲復活。半年のアルバイトを経てPC-9801RA21を
購入。N88-日本語BASIC(86)を手に入れたことにより再び
プログラムでクイズゲームを作ろう熱が上がって来た。


P-6でのプログラムが頓挫してしまっていたので、PC-98でも
まず作ろうとしたのは三択クイズで、それにはゲーム的な
要素も含まれていた。


画面解像度は640×400で8色使用可と今のパソコンとは
比べ物にならないもののP-6よりは格段にレベルが上がって
いたので、グラフィックにも力を入れようと「Z's STAFF KID98」
というソフト(学生としてはかなり高価)も購入し、そして
出来上がったのが「北海道ツーリングQUIZ」というゲーム。


内容としては、北海道の主要10都市が描かれた地図があり、
札幌をスタート地点としてランダムで目的地を設定。
1問10秒の持ち時間で三択クイズに回答し。残り時間分
コマを進めて目的地に到達すれば、新たな目的地を選択。
10問誤答する前に5都市を巡り札幌に到着すれば終了というもの。


ぃゃぁ、さすがにP-6とは違いテープデバイスではなくなって
いたが、ハードディスクなど高嶺の花、問題をシーケンシャル
ファイルとして外出しし、1問出題ごとに5インチフロッピーに
ガッチャンガッチャンとアクセスするのはイヤだったんで、
問題を変数配列としてプログラム内部に持つ方式を採った。


そう問題をプログラムソースとして記述してしまったのが
失敗の始まり。


つづく。